SCHEDULE
2024.3.7(thu)- 3.14(thu)
EXHIBITION
瀬川敦子 篆刻展 悠悠自在
瀬川敦子 篆刻展 悠悠自在
日 時 | 2024年3月7日(木)〜3月14日(木)12:00〜18:30 ※最終日17:00まで 会期中全日作家在廊 |
---|---|
入 場 | 無料 |
会 場 | Salon de Lã(サロンドゥラー) 東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル607 |
インスタグラム | @la_makiko |
篆刻(=印、はんこ)の個展です。
篆刻(てんこく)とは
自ら印(はんこ)を刻(ほ)る行い、および、刻した印面に印泥をつけて紙に捺した印影と印本体を鑑賞する芸術の総称です。主に篆書(てんしょ)を刻することから篆刻といいます。材は主に石。
秦代の頃は金属・牙等の硬質な素材で専門の職人によってのみ作られ、身分や役職の証明などに使用されていましたが、明代に加工しやすい石材(蝋石)が登場し、誰でも印を制作することが可能になり、文人を中心により芸術的な篆刻が普及発展しました。 日本には遣隋使・遣唐使によって持ち込まれ、以後独自の発展を遂げています。
現代では、名前、雅号、屋号、住所、吉語、絵など刻る内容も字体も自由です。
書や絵画の落款(らっかん)として使われることが多いですが、遊び心のある印を葉書や名刺に捺して使用するのも楽しいです。
「今我不楽日月其除」(今のうちに楽しまなければ月日はたちまちのうちに過ぎ去ってしまう)、「得風作笑」(いつも笑顔でいるとよい風が来る)、「拈華微笑」(言葉を使わず心から心へ伝える)、「楽土楽土爰得我所」(ここに我が安住の地を得る楽土は安心して住める土地、平和で楽しい土地の意味)など、笑うこと、日々の楽しみが今回のテーマです。
印影を、柿渋、金粉、墨を使ったパネルや鉄と組み合わせた作品にして展示販売致します。掛軸や額装作品とは趣の異なる、洋室でも違和感なく飾ることのできる作品です。独創的な新しい篆刻の世界をお楽しみ下さい。
また期間中、作家が毎日在廊し、印のご注文も受け付けます。名前以外にも雅号や蔵書印、絵と組み合わせた印、好きな言葉(吉語印)、外国語の印も面白いです。デザインのご希望などもサンプル帳をご覧いただきながら、直接話してご注文いただけます。自由な発想で世界に一つだけの自分の印を作ってみてはいかがでしょうか。漢字の字体の変化、印の歴史や印材(石、木、コルクなど)についてなど、作家と直接話すよい機会でもあります。寒さの緩む気持ちのよい季節に、銀座のレトロなビルで新しい篆刻の世界をお楽しみ下さい。
「緑萌え弥生 やよい」 »